人は、誇りあるものの一員たることを必要とする
人材育成についてご相談が立て続けにあった
「人を育てる」というアプローチ
「人が育っていく環境をつくる」というアプローチ
色々なアプローチがある
どのアプローチにしても、前提として、自分の仕事に誇り、価値、意味を感じられるようにマネジメントする必要がある
『ミッションをもつことは、激動の世の中ではますます重要となる。世界がどう変わろうとも、人は、誇りあるものの一員たることを必要とする。人生と仕事に意味を必要とする。絆と信条の共有を必要とする。予測不能な暗闇にあっては、導きとなる原理、丘の上の灯を必要とする。人類の歴史上、今日ほど、自由と責任という自治の精神のもとに、意義のあるもののために働くことが必要とされている時はない」 P.F.ドラッカー
働く人が、自分の仕事に誇りを感じておらず、
やらされ感で与えられたことをこなしている
仕事に意味を見いだせていなければ、仕事の改善や工夫を求めても外的要因が外れると、アイデアは出なくなる
アイデアを出させるために、また、管理や外圧をかけ続けないといけない
外圧によって動くことを繰り返すと、その人たちは主体性を失っていく
その様子を見て、元気がない、やる気を感じられないと嘆いたり、フィードバックをしたりする・・・
そんな関係性が多くの企業や教育の現場で見られる
残念なことだ
短期的な視点で人を動かそうとすれば、外的要因も機能する
しかし、同時に失うものもある・・・
ドラッカーさんは、「勇気が必要だ!」なんて言葉を使われることもあった
勇気をもって、人を信じて、主体性を発揮してもらえるようなアプローチすれば、人材育成のための外圧を、時間や費用を継続的に投入して行う必要はなくなる
仕事の意味を伝え、共に考え、顧客と接点をもって伝えてもらい、自ら意味をつくりだす経験ををして、自らを育てるようになり、チームを育てるようになった人たちを多くみてきた
そして、働くことに誇りを持つチームには、次を担う人材が集まってくるもの
どうぞよいマネジメントを!
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